3 空気 源 の 熱 ポンプ を 使う の に 関する 危険

空気熱源ヒートポンプは、新しい省エネ暖房設備です。十分な情報がないため、多くの人が空気熱源ヒートポンプについて少し誤解をしています。空気熱源ヒートポンプが誤解されやすい主な点は3つあります。

誤解1. 早く暖めるために高温に設定する？

一部のユーザーは、室温が低いので早く暖める必要があると感じ、空気熱源ヒートポンプの温度を最高に設定します。この行為も誤りです。室温の暖房時間は、室内と室外の温度差と、部屋の単位面積あたりに設置された電力に依存します。設置電力と室内外の温度差が一定の場合、何度に設定しても、部屋が必要な温度に上昇する時間は同じです。もし、あなたの部屋が現在16℃で、18℃に暖めたい場合、18℃に設定した場合と、20℃または25℃に設定して18℃にする場合にかかる時間は同じです。

正しいアプローチ

必要な温度に設定するか、インテリジェントな空気熱源ヒートポンプを使用し、サーモスタットが事前にサーモスタットを開く時間を自動的に計算するようにします。

誤解2. すべての温度制御は同じ？

多くのユーザーは、必要な室温に応じて空気熱源ヒートポンプの温度を設定しますが、温度を設定した後、設定した暖房効果が得られないことがあります。これには2つの状況があります。1つは、空気熱源ヒートポンプの使用または設定が間違っていることです。温度制御には、室温タイプ、床温度タイプ、デュアル温度タイプなど、複数のタイプがあり、デュアル温度では異なるモードを選択できます。場合によっては、床暖房の床温度が低く設定されており、床温度にはすぐに達しますが、室温は設定温度から程遠いため、床暖房が暖かくないと言う人もいます。さらに、同じ温度設定でも部屋ごとに感じ方が違うと考える人もいます。これは、部屋内のラジエーターの位置に関連しています。ラジエーターがドア、窓、外壁などの熱放散が大きい場所に配置されている場合、空気熱源ヒートポンプに表示される温度が高くなくても、室内の温度はすでに非常に暖かく感じられます。これは、必要に応じて設定できます。

正しいアプローチ

温度を設定する際には、ラジエーターのモデルを決定し、ラジエーターの異なるモデルに応じて異なる温度を設定する必要があります。温度制御システムの正しい使用も、床暖房システムの省エネ運転において非常に重要な要素です。床暖房システムの性質に関わらず、使用する際には関連する仕様に従う必要があり、誤った使用によって空気熱源ヒートポンプの暖房効果が損なわれることがあってはなりません。

誤解3：使用時にオンオフすると省エネになる？

一部の消費者は、必要に応じて空気熱源ヒートポンプをオンにし、外出時にオフにすると、これにより電気（ガス）が節約できると考えています。実際には、これは省エネにならないだけでなく、より多くのエネルギーを消費することになります。床暖房システムは低温運転システムです。通常、床暖房の加熱ケーブルまたは温水コイルはコンクリートに敷設されているため、地表放射暖房システムは優れた蓄熱性を備えています。この場合、床暖房システムの使用効果には遅延があります。つまり、空気熱源ヒートポンプをオンにしてから室温が設定温度に達するまでには一定の時間がかかり、空気熱源ヒートポンプをオフにした後も室温は急速に低下せず、温度が下がるまでには時間がかかります。頻繁な切り替えは、床暖房システムの省エネ効果を達成できないだけでなく、空気熱源ヒートポンプシステムの運転コストを増加させます。同時に、ヒートポンプシステムの頻繁な開閉は、床暖房システムの耐用年数を短縮することにもなります。

正しいアプローチ

あまり使用しない部屋の温度は数度下げることができます。長時間家を離れる場合は、空気熱源ヒートポンプの温度を数度下げるだけで済みます。長期間家に住んでいない場合や、長期間不在の場合は、ヒートポンプシステムをオフにすることを選択できます。ただし、部屋に凍結を恐れる機器やパイプがある場合は、機器やパイプの凍結やひび割れを防ぐために、ある程度の温度に設定しておく必要があることに注意してください。